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中国・交通銀行、台新金への出資を決定か


ニュース 金融 作成日:2008年11月19日_記事番号:T00011687

中国・交通銀行、台新金への出資を決定か

 
 19日付工商時報によると、中国5大銀行の一つ、交通銀行が台湾の金融機関への出資を内部決定したもようだ。次回中台公式協議で中台金融業者による相互出資が開放された後、まず1億米ドルを台新金融控股に出資する計画とされる。

 これについて台新金の林克孝総経理は、「当社に対する高評価に感謝する」と述べるにとどまり、中国資本の出資を歓迎するかという質問には、「大株主の意見を尊重する。この件(交通銀行の出資決定観測)に関しては分からない。ノーコメントだ」と答えた。

 林総経理はまた、「両岸(中台)の金融業者はすべて、金融開放が必然的な流れと感じており、既に行動を開始している」と話し、「大陸の上位5~6行の大手銀行はすべて当社に接触してきている」と明かした。

 このほか工商時報によると、中国銀行と中国工商銀行も、台湾での拠点設置に意欲を示しており、さらにこのうちの1行は、台湾の金融市場で買収の可能性も探っているという。この銀行は当初、台湾銀行と兆豊国際商業銀行に興味を持っていたが、政府色が強く買収できる可能性が低いため、ターゲットを民営化が進んでいる銀行に変えたようだ。