ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

米MEMC、太陽電池市場の先行き悲観【図】


ニュース その他製造 作成日:2008年11月19日_記事番号:T00011690

米MEMC、太陽電池市場の先行き悲観【図】

 
 米多結晶シリコン大手のMEMCエレクトロニック・マテリアルズは18日、第4四半期の業績予測を下方修正した。原料供給の安定に伴い、多結晶シリコンの価格が急落していることが理由だ。多くの台湾メーカーが進出する太陽電池市場に悲観的な見通しが示された形だ。19日付工商時報が伝えた。
T000116901

 
 同社は第4四半期の売上高予測を当初の5億4,000万~6億米ドルから4億7,500万~5億2,500万米ドルへと下方修正した。

 同社は「経済環境の悪化で、半導体と太陽電池の市場にもマイナスの影響が広がっている」とし、景気低迷による値下げ圧力も加わるとの見方を示した。

 台湾の太陽電池業界関係者によると、多結晶シリコンのスポット価格は第3四半期の1キログラム当たり375米ドルから、第4四半期は同200米ドルへと急落が見込まれているという。太陽電池メーカー向けの6インチシリコンウエハーの単価も第3四半期の12~13米ドルから現在は9米ドルまで下落している。

 市場調査会社の米アイサプライは、多結晶シリコンの価格は今年をピークに値下がりし、2012年には値崩れを起こすと予測した。