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台プラの春節ボーナス、4カ月を予定


ニュース 石油・化学 作成日:2008年11月19日_記事番号:T00011694

台プラの春節ボーナス、4カ月を予定

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)の春節(旧正月)ボーナスは、過去最高を記録した今年の6.47カ月から大幅に減少し、来年は現段階で約4カ月を予定している。ボーナス計算の基礎となる1株当たり純利益(EPS)が低迷していることが理由だ。19日付経済日報が伝えた。

 同グループのボーナスは、「台塑四宝」と呼ばれる4社、▽台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)▽台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー)▽南亜塑膠工業(南亜プラスチック)▽台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)──のEPSが平均4.1台湾元(約12円)のとき、4.5カ月支給される。これを基準に、EPSが0.25元増減するごとに、支給額が0.15カ月分増減する。

 今年は原油価格の高騰によるコスト上昇や、世界経済の減退を受け、第3四半期までの純益は前年同期比21.5%減少した。4社のEPSは7.5~8.5元程度を記録した昨年にはるかに及ばず、平均4元を維持することも危ぶまれている。このため、春節ボーナスは約4カ月程度と予想されている。