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中小型パネル生産、11月稼働率2割へ急落


ニュース 電子 作成日:2008年11月19日_記事番号:T00011700

中小型パネル生産、11月稼働率2割へ急落

 
 パネル産業が深刻な不景気に見舞われる中、中小型パネルを生産しているあるメーカーが、11月に入ってライン稼働率が2割にまで急落したことを明らかにした。10月はフル稼働に近い状態だったということで、かつてないほどの激しい変化だという。19日付電子時報が伝えた。
 
 これは、北米の感謝祭やクリスマス向けの需要が一段落し、川下メーカーが景気への懸念から11月になって大幅に中小型パネルの発注を削減したためだ。デル、ヒューレット・パッカード(HP)、宏碁(エイサー)、華碩電脳(ASUS)などが最近、低価格ノートパソコン(ネットブック)用パネルの発注を凍結したと伝えられ、携帯電話などコンシューマエレクトロニクス製品の出荷も明らかに鈍化している。
 
 パネル業者によると、オフシーズンも重なった景気の冷え込みは、少なくとも来年第1四半期まで続く見通しだ。当面は管理職の減給や、休暇の延長、派遣人員の削減などで支出を削減し、対応していくものとみられる。