ニュース
政治
作成日:2008年11月20日_記事番号:T00011708
馬総統に不満、政府調査で過半数に
きょう20日で馬英九総統が就任してちょうど半年が経過したが、施政に対する市民の不満は徐々に高まっているようだ。行政院研究発展考核委員会(研考会)が19日発表した世論調査の結果によると、調査を受けた市民のうち50.6%が最近6カ月の馬総統のパフォーマンスに「不満」と答え、就任3カ月後に実施した際より14.3ポイント増えた。20日付経済日報が報じた。
研考会の調査によると、劉兆玄行政院長の半年間のパフォーマンスに対しても53.5%が「不満」と答え、内閣に対する不満も54.7%と半数を超えた。
政策別では、「省エネ・温室ガス対策」(満足64.1%)、「政府清廉度向上」(満足62.2%)が比較的高評価を受けたが、「物価の安定」(不満58.7%)、「教育改革」「治安維持」(不満50.1%)では厳しい評価を受けた。
経済日報では、総統選の間は「馬上好(すぐによくなる)」と訴えたにもかかわらず、新政権就任後も経済は一向に上向かず、市民の期待に応えられていないと指摘した。その上で「内閣改造が立て直しの必要条件」として、尹啓銘経済部長、李述徳財政部長などが交代要員として候補となっていると伝えた。年末から春節(旧正月)までに改造が実施されるもようだ。