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紡織業の生産額、Q3は15%減少【表】


ニュース その他製造 作成日:2008年11月20日_記事番号:T00011718

紡織業の生産額、Q3は15%減少【表】

 
 化繊原料の国際価格急落を受けて域内紡織産業では第3四半期、生産額が1,078億4,000万台湾元(約3,070億円)と、前年同期比で14.76%の減少だったという見通しが紡織産業総合研究所(紡織所)の産業技術知識サービス計画(ITIS)から示された。特にアパレル・服飾品業では26.27%の大幅減少(76億1,400万元)となった。20日付工商時報が報じた。
 
 紡織所の調査によると、第3四半期の生産額は、人工繊維業で前年同期比8.73%減の316億3,000万元、紡織業では同11.22%減の685億9,000万元となったと予想されている。紡織所では第4四半期、来年第1四半期もマイナス成長が続くと予想している。
 
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 化繊原料の国際価格が第3四半期急落したことで、域内化繊メーカーでは年次保守や減産の実施が相次いだ。ポリエステルメーカーでは、生産ライン稼働率が60%前後まで落ち込んだとの観測も出ている。業界関係者は「作れば作るほど赤字が膨らむ。減産して価格の上昇を待つ方がまし」と嘆く。
 
 ただ、第3四半期は紡織品の輸出単価が上昇を見せており、域内業者による高付加価値製品への転換が進んでいることを伺わせた。