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伊藤忠、頂新集団に20%出資


ニュース 食品 作成日:2008年11月20日_記事番号:T00011722

伊藤忠、頂新集団に20%出資

 
 伊藤忠商事は20日、台湾の食品流通大手で、中国市場で大きなシェアを持つ頂新集団に対し、株式取得および第三者割当増資の引き受けを実施すると発表した。最終的な出資額は7億1,000万米ドル、出資比率は20%となる予定だ。2009年5月には投資を完了したい考えだ。

 頂新集団は、中国食品最大手の康師傅をグループの核として、台湾および中国で食品製造・販売事業、外食チェーン事業、小売事業を展開している。

 伊藤忠は02年9月に包括戦略提携を締結して以来、日本の有力パートナーと共同でコンビニエンスストア事業、飲料製造事業などの合弁会社を設立しており、今年8月にも頂新集団傘下の味全食品工業と敷島製パン、伊藤忠商事が共同で、上海に製パン事業の合弁会社を設立する契約を交わしている。

 伊藤忠は、今後、頂新集団の経営に直接参画し、共同でグループ経営体制を構築することにより、経営管理や日本の優れた食品安全管理・品質向上のノウハウを中国市場に持ち込むという方針を示している。また今回の出資を契機に、将来は資源開発から販売までを垂直統合した食品事業を、グローバルに展開していきたい考えだ。