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長栄と陽明の中台海運直航便、12月15日就航


ニュース 運輸 作成日:2008年11月21日_記事番号:T00011744

長栄と陽明の中台海運直航便、12月15日就航

 
 陽明海運(ヤンミンライン)と長栄海運(エバーグリーン・マリン)は12月15日から、中台直航航路でコンテナ船の定期運航を開始する。今月4日の中台公式協議で、直航開放が正式決定したことを受けて両社が準備を進めている。長栄海運は高雄~華北線、陽明海運は高雄~華東・華北線を運航予定だ。また中国側でも、中国遠洋運輸総公司の直航便が12月16日に就航する予定だ。21日付工商時報が報じた。

 長栄海運の王龍雄董事長は、「当社は今後、華北からの貨物を多く獲得したい。このため直航便の重点を同地に置くことにした」と語った。2,800TEU(20フィートコンテナ換算の積載能力)クラスのコンテナ船3隻を1週間に1回のペースで、大連、天津、青島などを経由して運航する予定だ。

 一方陽明海運は、1,800TEUのフルコンテナ船を2隻以上運航する。経由地はまだ最終決定していない。

 基隆港務局航政組の許国慶組長によると、第三海域を経由する両岸三地(中国、香港、台湾)間の間接定期航路は現在、輸送能力過剰で、台湾~上海間では運賃ゼロといった状況も出現しているという。このため、直航後も運賃の値下がりは期待できないようだ。