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エチレングリコール相場下落、各社が生産縮小


ニュース 石油・化学 作成日:2008年11月21日_記事番号:T00011756

エチレングリコール相場下落、各社が生産縮小

 
 エチレングリコール(EG)相場の下落で出荷価格が生産コストを割り込んでいる事態を受け、石油化学各社は相次いで、EGの生産を中断または縮小している。21日付工商時報が伝えた。

 南亜塑膠工業(南亜プラスチック)と中国人造繊維(CMFC)は10月から生産ラインを1本に縮小した。また、東聯化学(オリエンタル・ユニオン・ケミカル=OUCC)は保有する生産ライン1本を完全にストップした。証券業界では11月は一部のEGメーカーが損失を計上すると予測している。

 EGスポット価格は下落が続いており、6月時点の1トン当たり1,120米ドルから最近は405米ドルの安値を付けた。下げ幅は34.29%に達した。来年にはサウジアラビアでEGの増産が見込まれ、供給過剰が避けられない見通しだ。

 南亜は「生産縮小は在庫調整が目的で、1カ月余りの生産調整で在庫は既に最低水準にまで低下した」と説明した。