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奇美電、株価低迷で自社株買いへ


ニュース 電子 作成日:2008年11月21日_記事番号:T00011759

奇美電、株価低迷で自社株買いへ

 
 奇美電子(CMO)は20日、株価低迷を受け、発行済み株式の8.21%に当たる自社株買いを実施すると発表した。同社の自社株買いは会社設立以来初めてで、減資による株価下落防止が目的だ。21日付工商時報が伝えた。

 自社株買いの想定株価レンジは6.6~20.55台湾元で、取得費用は最大60億元(約170億円)を見込む。液晶パネル業界では中堅メーカーに自社株買いの動きが出ていたが、ついに大手メーカーにも波及した。20日の同社株価は8.21元で引けた。

 自社株買いの背景には、同社の株価が1株当たり純資産(26.9元)に比べ過小評価されていることがある。これ以上の株価下落を許せば、社債の中途償還を求められる事態も予想され、どうしても株価を維持する必要があった。また、自社株買いの実施で十分なキャッシュフローがあることを市場にアピールする狙いもあるとみられる。