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友達、欧州LCM工場見合わせ


ニュース 電子 作成日:2007年6月26日_記事番号:T00001178

友達、欧州LCM工場見合わせ


 液晶パネル最大手の友達光電(AUO)は、欧州に後工程モジュール工場を設置する計画を見合わせ、下流メーカーへのOEM(相手先ブランドによる生産)発注に切り替える考えだ。

 欧州連合(EU)がLCMの域内輸出に対し今後5%の関税を掛ける可能性があること、および顧客である現地のシャープに近い場所で生産するメリットから、友達は以前、ポーランドにLCM工場を設けるかどうか、社員を視察に赴かせたと報道されていた。

 EUの液晶テレビの輸入関税は14%にも達するため、関税節約のためには現地でのLCM工場設置が有力な選択肢とされる。しかし友達の熊暉執行副社長によると、同社は、新工場設立は巨額の投資が必要でコスト抑制につながらないと判断し、自社では工場を設置せず、下流メーカーへのOEMで代替する方針を決めたという。

 一方、奇美電子(CMO)も、2年前にチェコにLCM工場の設置を計画したが、いまだに具体的な進展はない。