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DRAMメーカーの中国投資、経済部が全面開放を検討【表】


ニュース 電子 作成日:2008年11月24日_記事番号:T00011796

DRAMメーカーの中国投資、経済部が全面開放を検討【表】

  
 価格下落で業績不振が続くDRAMメーカーの救済策として経済部工業局は、中国に投資する際の技術的制限をなくし、全面開放する方向で検討しているもようだ。実現すれば、12インチウエハー工場の設置も可能となる。ただしDRAM各社は、深刻な赤字となっている今回の「氷河期」を乗り切ることが最優先事項と考えており、中国進出には積極的な態度を見せていないようだ。24日付蘋果日報が報じた。
 
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 工業局の関係者はこれについて、ファウンドリーとは違い、DRAMメーカーの重要な技術は海外のメーカーが握っており、中国での工場設置により技術が流出する懸念は少なく、逆に中国市場での商機拡大が見込め、中国での資金調達も期待できメリットが大きいと語った。

 域内DRAMメーカーの今年第1~3四半期の損失額は、合計900億台湾元(約2,600億円)に上り、各社が来年の資本支出を縮小させる方針だ。次なる工場拡張は、早くても2011年とみられ、しかも台湾での拡充が優先となると蘋果日報は予測している。