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「第2.5次産業」に尽力、奇跡の経済発展を再び=馬総統


ニュース その他分野 作成日:2008年11月25日_記事番号:T00011808

「第2.5次産業」に尽力、奇跡の経済発展を再び=馬総統

 
 馬英九総統は24日、台湾の製造業は、サービス業の役割も併せ持つ「第2.5次産業」の方向に発展すべきで、政府はこれを支援するとの考えを示した。経済部工業局主催の「2008年台湾創投論壇(タイワン・ベンチャー・フォーラム)」のあいさつで述べたもので、内需振興と中台間の経済交流推進で、台湾経済の奇跡を再び起こすと意欲を見せた。25日付経済日報が報じた。

 馬総統は、20年前にはGDP(域内総生産)の40%を製造業が占めていたが、現在ではわずか22%で、韓国やシンガポールの30%にも及ばないと指摘。製造業は就業機会を産み出す主力でもあることから、「第2.5次産業」などを支援対象とする行政院国家発展基金(国発基金)の資産規模を、現行の2,000億台湾元から1兆元(約2兆9,000万円)まで引き上げることが既に決定していると説明した。

 同日付中国時報によると、メーカーの多くが設計やマーケティングまでを手掛けたり、物流や配送などのサービスを提供したりすることで付加価値のある製品を産み出しており、「製造サービス業者」が誕生し始めている。