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作成日:2007年6月26日_記事番号:T00001181
パネル2強、40・42インチ出荷増へ
友達光電(AUO)、奇美電子(CMO)の第7.5世代生産ラインによる、40インチ、42インチ液晶テレビ向けの大型パネル出荷が第3四半期は増加し、単月当たり20万枚出荷の可能性もありそうだ。
友達は昨年末に初の7.5世代ラインで量産を始め、今月はガラス基板投入が4万枚に達している。年内には月間6万枚のフル稼働状態になると見込まれ、将来的には生産設備拡充により月間投入枚数8万枚を可能にする。
奇美の7.5世代ラインの稼働は今年第1四半期にずれ込んだものの、6月の段階ですでにガラス基板投入量が3万枚に達している。年末には5万枚に達する見通しだ。
7.5世代ラインの稼働に伴って、友達の40・42インチ液晶テレビパネルの単月出荷量は12~14万枚、奇美の42インチ液晶テレビパネルの出荷量は単月7~8万枚となっている。第3四半期はコンシューマエレクトロニクス製品の販売が上向くため、両社の40・42インチ液晶テレビパネルはそれぞれ20万枚を超え、世界市場でシェア30%への挑戦が期待される。
なお、40・42インチ液晶テレビパネルは現在、サムスン電子とLGフィリップスLCD(LPL)の独壇場で、世界シェアの80%を抑えている。26日付工商時報が報じた。