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卸売・小売・飲食業界、そろってマイナス成長【表】


ニュース 商業・サービス 作成日:2008年11月25日_記事番号:T00011810

卸売・小売・飲食業界、そろってマイナス成長【表】

  
 経済部統計処が24日発表した10月の卸売・小売・飲食業の売上高は、前年同月比2.17%減の1兆309億台湾元(約3兆円)だった。業界別でも伸びが見られず、新型肺炎(SARS)まん延の影響を受けた2003年6月以来初めて、3部門そろってのマイナス成長となった。25日付工商時報などが報じた。
 
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 卸売業の10月売上高は、前年同月比1.57%減の7,333億元だった。特に落ち込みが大きかったのは、化学原料と関連製品で26.29%のマイナス、次いで自動車と関連部品が23.72%のマイナスだった。

 小売業の10月売上高は前年同月比3.75%減の2,717億元で、今年6月から5カ月連続のマイナス成長となった。比較的好調だったのは、テレビショッピングやオンラインショッピングなどの無店舗販売で11.83%の成長。ただ、従来の約20%成長と比べると伸び幅は小さくなっている。次いで、創業祭(週年慶)セールが奏功した百貨店などの総合小売業が1.76%の成長だった。

 飲食業の10月売上高は259億元で、前年同月比2.42%のマイナスだった。ただ、有害物質メラミン入りの乳製品などが出回ったことで大きな打撃を受けた9月からは6.28%の成長となった。