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10月の輸出受注5.5%減、7年ぶりマイナス成長【図】


ニュース その他分野 作成日:2008年11月25日_記事番号:T00011813

10月の輸出受注5.5%減、7年ぶりマイナス成長【図】

 
 10月の輸出受注額は304億1,200万米ドル、前年同月比で5.56%減少し、春節(旧正月)の季節要因を除けば2002年1月以来初のマイナス成長を記録した。特に台湾メーカーが多数進出している中国(香港を含む)向けの減少幅が22.84%と際立っており、来年第1四半期以降、輸出の落ち込みが深刻化するという予測が出ている。25日付工商時報などが伝えた。
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 中国向けの輸出受注は67億4,000万米ドルで、減少幅22.84%は、調査開始以来で最悪だった。既に8月以来3カ月マイナス成長が続いている。黄吉実経済部統計長は、「欧米市場の低迷で、電子製品の需要が大幅に落ち込んだため、パネルや精密機器など中国向けの中間材料の輸出が激減した」と説明した。米国向けは70億5,000万米ドルで、減少幅は03年4月以来の最大の6.99%だった。
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 製品別では、中国向けの受注減を受け、精密機器が前年比20.48%減の22億6,700万米ドル、機械が22.98%減の10億7,900万米ドルと、特に目立った減少を見せた。

 メーカーに対する調査によると、11月の受注量が10月より「減少している」という回答は46.11%に上り、「増加している」は14.09%にとどまった。経済部は第4四半期の輸出受注のマイナス成長は必至で、輸出の低迷は来年の上半期まで続くと予想している。