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段ボール受注、景気低迷で大幅減


ニュース その他製造 作成日:2008年11月25日_記事番号:T00011819

段ボール受注、景気低迷で大幅減

 
 景気低迷による電子製品などの出荷減を受けて、24日付工商時報によると、中南部の紙器メーカーの受注が昨年同期比で25~40%減少しており、特に友達光電(AUO)や奇美電子(CMO)などにカートン紙箱を納めるメーカーは受注の3分の2を失っている。統計によると、昨年初頭からこの11月まで、休業または廃業した中小紙器メーカーは35社に上るという。

 高雄県紙器商業公会によると、同県内の紙器メーカーの受注は4割減少しており、週休4日を強いられている企業もある。「過去40年で最悪の状況」と訴える業者もあり、来年第1四半期以降、状況はさらに厳しくなるという見通しから、同公会では政府に対し救済措置の実施を求めている。

 業界の景気低迷を受けて、台湾省紙器商業公会聯合会の周栄顕理事長は24日、域内製紙メーカーに対し、カートン紙箱の原紙価格の大幅引き下げを呼び掛けた。製紙メーカーによる古紙購入価格は5月時点より7割以上下落した一方、紙器メーカーの原紙購入価格の下落幅がわずか12%なのは納得できないとしている。