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作成日：2008年11月25日_記事番号：T00011825
プリント基板、需要に急速な冷え込み
景気の減速を受け、プリント基板（ＰＣＢ）メーカーの出荷量にブレーキがかかっている。顧客のＩＴ（情報技術）関連メーカーが在庫削減のため、発注を見合わせているためだ。25日付経済日報が伝えた。
ＴＦＴ─ＬＣＤ（薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ）やハードディスク、メモリモジュール向けのＰＣＢを手掛ける健鼎科技（トリポッド・テクノロジー）は現在の状況について、「クリスマスシーズンの消費縮小や米国景気の減退を受け、顧客が在庫補充に消極的になっている」と説明している。
フレキシブル基板（ＦＰＣ）の台郡科技（フレキシウム・インターコネクト）も、現在の状況に対応するため、原料のフレキシブル銅張積層板（ＦＣＣＬ）や銅箔基板（ＣＣＬ）の在庫量を２週間分から１週間分に抑えている。
こうした状況を受け、川上のＣＣＬ、電子製品用ガラスクロスメーカーまでが減産に入り、出荷減退のサプライチェーンへの連鎖が進んでいる。
