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中鋼が高炉2基で大規模保守、来年19%の減産へ【表】


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2008年11月26日_記事番号:T00011849

中鋼が高炉2基で大規模保守、来年19%の減産へ【表】

 
 鉄鋼市場での需要冷え込みを受けて中国鋼鉄(CSC)は来年、第1四半期のオフシーズンに70万トン(約25%)の減産を計画しているほか、第2四半期には3号高炉、第4四半期には1号高炉で大規模な保守作業の実施も予定している。2基の高炉保守により合計100万トン以上の減産が見込まれ、証券会社によると来年同社全体の減産幅は19%に上る見通しだ。26日付蘋果日報が報じた。 
 
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 中鋼幹部はこれについて、「現在市場全体が混乱している。第1四半期は需要が谷底を迎えると予想され、川下の在庫圧力を緩和するため、この期間は生産能力の調整を行う」と説明した。

 また、メディアが「中鋼が高炉建設以来初めての稼働停止を行う」と報じたことについて同社は25日、「1号および3号高炉の大規模保守計画は2年前に決定したもの」と不景気が理由ではないことを強調した。中鋼によると高炉の保守作業にかかる期間は2~3カ月の予定だ。

 なお、中鋼はきょう(26日)下半期の域内価格を公表するが、20%前後の値下げが予想されている。