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故王永慶氏長男の宏仁集団、台湾Uターン上場を決定


ニュース 電子 作成日:2008年11月26日_記事番号:T00011854

故王永慶氏長男の宏仁集団、台湾Uターン上場を決定

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)創業者、故王永慶氏の長男、王文洋氏が中国で経営する宏仁企業集団(グレース T.H.W.)は25日の株主総会で、傘下の電子材料用ガラスクロス中国最大手、上海宏和電子材料(シャンハイ・グレース)を台湾にUターン上場させる計画を決議した。26日付経済日報が報じた。

 台プラグループとは長年絶縁状態にある王文洋宏仁集団総裁は、これまでは香港や中国を中心に上場してきたが、王永慶氏の死後、台湾上場に積極姿勢に転じたとされる。上海宏和電子は、宏仁集団の電子事業において中心的役割を担う企業で、また王永慶氏の死後、台湾メディアでは台プラの後継者争いが再燃しているとの観測が持ち上がっていることから、長男である王文洋氏の動向には強い注目が集まっている。

 宏仁集団は1996年に設立され、資本金は2億2,500万米ドル。現在は広東、上海、江蘇省無錫に8社を展開しており、06年の売上高は約9億米ドル。