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台プラ、米マイクロンに資金支援


ニュース 電子 作成日:2008年11月26日_記事番号:T00011862

台プラ、米マイクロンに資金支援

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)は25日までに、米半導体大手マイクロン・テクノロジーに2億8,500万米ドルを融資し、同社が進める台湾DRAM大手、華亜科技(イノテラ・メモリーズ)の株式取得を支援する方針を固めた。26日付経済日報が伝えた。

 マイクロンは今年10月、独キマンダから華亜科技の株式35.6%を取得することで合意している。華亜科技はもともと台プラグループに属する南亜科技とキマンダの合弁会社だったが、南亜科技が提携先をキマンダからマイクロンに乗り換えたことから、株式譲渡が決まった。

 マイクロンは株式取得を機に南亜科技を含む台プラグループとの提携を強化したい構えだ。今回の支援決定を機に、50ナノメートル、68ナノメートル製造プロセスへの進出などで両社の協力関係が強まる見通しだ。

 DRAM業界は過去2年、多額の損失を抱えたため、台プラグループは創業者王永慶氏の死去に伴い、DRAM事業から段階的に撤退するのではないかとの見方もあった。しかし、マイクロンへの資金支援は撤退どころか、むしろDRAM事業を強化する姿勢を示したもので注目される。