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台半傘下の山陽科技、台湾初のポリシリコン工場にくわ入れ【表】


ニュース その他製造 作成日:2008年11月27日_記事番号:T00011878

台半傘下の山陽科技、台湾初のポリシリコン工場にくわ入れ【表】

  
 台湾半導体(台半)傘下の山陽科技は26日、宜蘭県の利沢園区で、台湾初となる太陽電池用多結晶シリコン(ポリシリコン)工場のくわ入れ式を行った。2009年第3四半期に出荷開始予定で、同年内に年産能力を3,500トンまで拡大する見通しだ。27日付電子時報が伝えた。
 
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 山陽科技は現在、提携先である燃料電池、米Enerage(安炬科技)台湾工場内に年産能力約500トンの生産ラインを持つ。新工場が完成すれば、山陽科技全体の年産能力は計4,000トンになる見込みだ。
 
 今後はさらに工場6基を増設し、域内太陽電池業界全体が必要とする2万トンまで年産能力を拡張する計画だ。張文山董事長は、「ポリシリコンの価格が1キログラム20~25米ドルまで下がれば、太陽光発電のコストを従来型発電と同程度にできる」と目標を語った。

 張文益総経理によると、域内外から既に長期的な受注があり、来年1月にはシリコンウエハーの中美矽晶電子(シノアメリカン・シリコン・プロダクツ)のテスト生産用に出荷するという。