ニュース 自動車・二輪車 作成日:2024年11月28日_記事番号:T00118857
トヨタ自動車の台湾総代理店、和泰汽車は27日、2024年の台湾市場全体の新車登録台数は46万台に迫り、2月時点の予測45万台を上回ると予測した。和泰汽車は、同社は売れ行きが良い車種が予想と異なり、納車待ちが1万台に上り、今年の新車登録台数は16万台と、目標を1万台下回ると予測した。28日付経済日報などが報じた。
和泰汽車は、7月に新モデルを発売した輸入高級セダン「カムリ」が好評で、納車まで3~6カ月かかると説明した。年間の割当台数は6000台だった。
台湾生産の小型商用車「タウンエース」は、納車待ちが1000台だ。
10月に新モデルを発売した台湾生産スポーツ用多目的車(SUV)「カローラクロス」も予想を超える好調だ。
レクサスの納車待ちは6000台。特に輸入高級ハイブリッド(HV、HEV)のコンパクトSUV「レクサスLBX」が納車まで時間がかかる。
和泰汽車は、24年の新車登録台数見通しを▽トヨタ車、12万5500台(1万1000台引き下げ)、▽日野、6000台(1000台引き下げ)──と引き下げた。一方、レクサスは2万8500台と、2000台引き上げた。市場シェア見通しは35%と、従来の37.8%から引き下げた。
トヨタ車の1~10月の新車登録台数は前年同期比0.5%減の10万2389台で、市場シェアは27.1%だった。レクサスは6.7%減の2万4356台で、市場シェアは6.5%だった。
和泰汽車が同日発表した第1~3四半期(1~9月)の連結売上高は2116億2000万台湾元(約9860億円)で前年同期比0.8%増加し、純利益は160億3700万元で13.1%減少した。昨年同期は、レクサスが台湾に多数到着し、売上高が高かったためだ。
■水素バス、地方政府の協力待ち
和泰汽車は、交通部の水素バス試験走行計画への参画を6月に申請し、8月に審査を終え、10月に走行する予定だったが、まだ協力を申し出る地方自治体がない状況だと説明した。
和泰汽車は昨年、トヨタの水素を活用した燃料電池(FC)システムを搭載したカエタノ・バス社の低床バス「H2.シティゴールド」を24年に台湾で発売すると説明していた。ポルトガルから完成車を輸入するため、審査機関、財団法人車両安全審験中心(VSCC)と、欧州連合(EU)と台湾の法規のすり合わせを行っているところで、車両の認証が完了すれば、試験走行を行う。
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