ニュース その他分野 作成日:2024年11月29日_記事番号:T00118881
行政院主計総処が28日発表した統計によると、5月時点の非正規雇用者(パートタイム労働者や有期契約労働者、派遣労働者)は前年同期比2000人減の80万4000人で、昨年に次いで過去5年で2番目の高水準だった。うちパートタイム労働者は5000人増の43万8000人で、過去最高だった。個人消費が活発で、サービス業の副業やパート・アルバイトが増えた。29日付経済日報などが報じた。
主計総処国勢普査(国勢調査)処の譚文玲・副処長は、個人消費が活発で、▽小売業、▽その他サービス業(美容院やコインランドリーなど)、▽教育サービス業(幼稚園、学習塾、教師代行など)──などの人材需要が増えていると指摘した。
5月時点の就業者数は1158万人で、前年同期比7万3000人増加した。内訳は、フルタイムの正規雇用労働者が1077万6000人(前年同期比7万5000人増加)に対し、非正規雇用者は80万4000人(2000人減少)で全体の6.95%だった。パートタイム労働者は43万8000人で、有期契約や派遣労働者が57万8000人だった。
国勢調査処の譚・副処長は、日本や韓国の非正規雇用者がそれぞれ37.1%、38.2%に上るのと比べると、台湾は非正規雇用者の割合が低いと指摘した。
■「あえて非正規」
非正規雇用者のうち、フルタイム、正規雇用への転換を希望している人は12.96%で、前年同期比1.86ポイント下落した。
非正規雇用で働く理由は、「フルタイムの仕事が見つからないから」と答えた人は7.21%で、前年同期比2.44ポイント下落した。多かったのは、▽建設業など期間工が多い仕事のため、38.35%、▽家事と両立するため、19.25%、▽雇用形態が合っている、16.14%、▽学生・インターン、13.94%──などだった。
■待遇不満で就職せず
5月時点の失業者は40万人で、うち14万7000人(36.76%)は就職のチャンスがあったが就職しなかった。就職しなかった理由は、▽待遇が合わない、69.01%、▽勤務地が合わない、10.4%、▽労働時間が合わない、9.11%──だった。
失業者が求めている職業は、▽製造オペレーター・肉体労働者、25.09%、▽技術者、22.62%、▽サービス・販売員、21.25%──などだった。
行政院主計総処が24日発表した10月の失業率は3.40%(季節調整前)で、前月比0.03ポイント低下、前年同月比0.03ポイント低下した。同月として過去24年で最も低かった。
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