ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

「慈済」商標登録、中国が取り消しへ


ニュース その他分野 作成日:2008年11月28日_記事番号:T00011897

「慈済」商標登録、中国が取り消しへ

 
 経済部智慧財産局の王美花局長は、中国四川省成都市で26日閉幕した「両岸商標フォーラム」に出席し、「中」「台」という文字が入った台湾企業の中国での商標登録が認めるよう申し入れた。中国の商標法は、「中」が国名、「台」が地域名であることを理由に商標登録を認めていない。28日付経済日報が伝えた。

 一方、中国の国家工商行政管理総局の付双建副総局長は、台湾の仏教系慈善団体と同名の「慈済」という商標について、中国での登録取り消しに前向きな姿勢を示した。

 台湾側当局者は「もし悪意を持った人物が『慈済』という名前で悪事を働けば、大陸側にとっても好ましくない」と述べ、中国側に早急な対処を求めた。中国はこれまでも台湾側の求めに応じ、「梨山」、「日月潭」などの商標登録取り消しに応じている。

 ただ、商標優先権の相互承認問題については、主権問題が絡みデリケートな部分が残るため、中国側は国家工商行政管理総局のレベルでは判断できないとして、具体的な反応を示さなかった。