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中台が進出企業支援策、共同推進へ


ニュース その他分野 作成日:2008年11月28日_記事番号:T00011904

中台が進出企業支援策、共同推進へ

 
 行政院金融監督管理委員会(金管会)は27日、北京で中国工商銀行、中国銀行と会談し、中国に進出する台湾企業への資金支援強化に向けた共通の枠組みを設けることで合意した。進出台湾企業が中国の金融機関から支援を絶たれ資金難に陥った場合、金管会経由で工商銀、中国銀に支援要請を行うことが想定されている。28日付経済日報が伝えた。

 今回の合意は、経営状況が健全な進出台湾企業に対する資金供給までもが絶たれる事態を回避し、台湾企業が金融危機を乗り切ることを側面支援することが最大の狙いだ。

 金管会の李紀珠副主任委員は「中台双方の銀行による協力を強化し、例えば工商銀、中国銀、台湾銀オフショア支店による協調融資により、台湾企業の信用リスクになじみが薄い中国側金融機関の問題を解決したい」と述べた。

 中国政府はまた、国務院台湾事務弁公室(国台弁)が進出台湾企業の経営危機拡大を懸念し、具体的な支援策を打ち出す方向で検討している。