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「奇美電は最大手グループから脱落へ」=JPモルガン


ニュース 電子 作成日:2008年11月28日_記事番号:T00011917

「奇美電は最大手グループから脱落へ」=JPモルガン

 
 米金融大手JPモルガン・チェースの林良俊アナリストは27日、液晶パネル大手の友達光電(AUO)と奇美電子(CMO)が2009年にいずれも700億台湾元(約2,000億円)を超える多額の赤字を計上し、続く10年にもそれぞれ200億元を超える赤字が見込まれるとの見通しを明らかにした。特に奇美電については、「8世代工場の運用がうまくいかず、業界の世界最大手グループから脱落する可能性が極めて高い」と指摘した。28日付工商時報が報じた。

 証券業界では、シティグループ・グローバル・マーケッツ、メリルリンチ、クレディリヨネ、ドイツ証券などが相次いで液晶パネル大手2社の業績予測を下方修正していた。林アナリストは「景気の底打ちは近いが、収益の回復は見通しが立たない。液晶パネル銘柄について楽観的な見通しを示しにくい。10年の黒字転換は相当難しいのではないか」と話した。