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エルピーダ、レックスチップを子会社化【表】


ニュース 電子 作成日:2008年11月28日_記事番号:T00011920

エルピーダ、レックスチップを子会社化【表】

 
 エルピーダメモリは27日、力晶半導体(PSC)から、合弁会社、瑞晶電子(レックスチップ・エレクトロニクス)の株式3.2%を取得して持ち株比率を52%に引き上げて経営権を握り、連結子会社化すると発表した。来年3月末までに実施する予定だ。28日付工商時報などが報じた。
 
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 エルピーダは半導体市況の悪化を受けて、需要に応じた生産調整や投資をエルピーダ主導でできるようにする考えがあるとみられる。なお、力晶の譚仲民副総経理は、「エルピーダは契約市場に注力したい考えで、瑞晶の生産ライン利用拡大を望んで、子会社化に踏み切った」と説明している。

 エルピーダの取得株式数は9万4,251株。取得金額は取得時の直近評価額を基に計算するため未定だが、10月末時点の株価13.71台湾元で試算すると、12億9,200万元(約37億円)に上る見込みだ。

 2006年11月に設立された瑞晶は、エルピーダ、力晶がそれぞれ株式48.8%を保有し、役員数、生産能力も折半してきた。今回の出資比率の引き上げに伴い、エルピーダは董事1人を派遣する予定だ。