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東芝の台湾調達、100億ドル規模に【表】


ニュース 電子 作成日:2008年11月28日_記事番号:T00011923

東芝の台湾調達、100億ドル規模に【表】

 
 東芝国際調達台湾の石川隆彦総経理は27日、同社の2008年度の調達総額は前年比45%増加し、100億米ドルを突破すると表明した。来年も液晶テレビの製造委託の拡大を決めており、調達額は2割以上の伸びが見込まれている。28日付経済日報が伝えた。
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 石川総経理によると、東芝が国際調達センター(IPO)を置く世界6カ所のうち、台湾は調達額で5割を占める最重要拠点だ。調達製品はノートパソコン(ノートPC)が最大で、次いで液晶テレビ、携帯電話やプロジェクター、ICチップの調達も行っている。

 今年はノートPCの組み立て1,500万台を発注し、このうちの9割を、広達電脳(クアンタ・コンピュータ)、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)、英業達(インベンテック)などの業者が請負った。ノートPCの研究開発(R&D)センターも設立し、石川総経理は来年にも同センターで開発した新機種が発表される見込みだとしている。

 また、液晶テレビは09年度に台湾メーカーへの委託発注を400万台にまで倍増させるため、コンパル以外にも委託先を検討中だとした。コストを重視しつつ、台湾の強みであるハイテク産業のサプライチェーンを生かせるよう、選定を進める考えだ。これに伴い、台湾メーカーからの液晶パネルの調達量も増加する見通しだ。