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統一、越でエビ種苗事業に進出


ニュース 農林水産 作成日:2008年12月1日_記事番号:T00011935

統一、越でエビ種苗事業に進出

 
 統一企業(ユニプレジデント)は、ベトナム南部で1億台湾元(約2億8,700万円)を投じ、エビ種苗の生産事業に進出することを決めた。6甲(1甲=9,699平方メートル)の土地に年産10億匹の種苗養殖場を建設し、将来的には5カ所にまで増やす考えだ。1日付経済日報が報じた。

 統一企業のベトナムでの事業は好調で、昨年は利益が3倍に成長、今年も1~9月の売上高が前年同期比30%増となっている。

 ベトナムにおける統一企業の利益成長は、飼料産業が支えており、同国南部ビンズオン工場とメコンデルタのティエンザン工場を合わせた飼料の年生産量は20万トンに上る。市場の需要が成長を続けているため、両工場の稼働率は今年、来年ともに100%となる見通しで、そのうち8割以上が水産業への供給となっている。

 ベトナム飼料産業で最大手の地位を安定させるため、統一は水産業への進出を決め、種苗養殖場で生産された稚エビを、同社の飼料と組み合わせて川下の養殖業者に販売する計画だ。