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簡易注射器SHL、桃園に新工場


ニュース その他製造 作成日:2008年12月1日_記事番号:T00011945

簡易注射器SHL、桃園に新工場

 
 簡易注射器大手の瑞建(SHL・本社桃園市)は、需要拡大を受け、年内に桃園県内での新工場建設を決定する見通しだ。1日付経済日報が伝えた。

 同社のロジャー・サミュエルソン董事長は「台湾を世界一の簡易注射器生産基地として育成し、2,000人の雇用機会を創出したい」と述べた。

 同社の簡易注射器の生産は景気低迷の影響を受けておらず、先ごろも射出成形機30台を導入し、年6,000万本の増産を図ったばかり。来年は年産1億2,000万本を達成し、2010年には世界最大手への浮上を目指す。

 サミュエルソン董事長は「ペン型の簡易注射器は慢性疾患の患者が自宅で注射を行う際に使用するもので、高価な医薬品とセット販売される。市場規模は世界で7億米ドルに達する」と説明した。今後は中国、インドでの需要拡大が見込まれるため、台湾で1億米ドル程度の追加投資を行う予定だ。

 スウェーデン国籍のサミュエルソン董事長は1989年に台湾で創業し、96年より簡易注射器を事業の中心に置いている。