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09年はバイク販売25%減、排ガス新基準導入で


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2008年12月1日_記事番号:T00011949

09年はバイク販売25%減、排ガス新基準導入で

 
 来年1月1日から、バイクの排ガス基準として、より環境に優しい第5期基準が実施される。第5期基準を満たしたバイクは高価格となるため、導入当初は購入者が減るとみられ、来年通年の域内販売台数は今年比25%減の60万台となるという予測が業者から出ている。ただ単価は上がるため、三陽工業(SYM)、光陽工業(KYMCO)などでは、売上高は今年水準を維持するとみている。1日付経済日報が報じた。

 電子制御式燃料噴射装置の装着が義務付けられる第5期排ガス基準は、世界で最も厳しい水準とされ、製造コストも上昇するため1台当たりの販売価格は1万台湾元(2万8,600円)以上、上乗せされることになるという。

 排気量50ccのバイクでは、現在3万5,000元の低価格車が5万3,000元まで値上がりすることになり、SYM、KYMCO、台湾スズキなどは従来価格との差が大き過ぎるとして50cc市場からの撤退を決めた。また、第5期基準は日本の基準よりも厳しいため、スズキの大型車を輸入販売する台鈴工業は、輸入を一時停止するとしている。

 バイク販売業者は、第5期基準導入による販売台数への影響は、第4期基準機種の在庫が底をつく来年第2四半期から現れると予測している。