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京元電子、メモリー事業分割を1年延期


ニュース 電子 作成日:2008年12月1日_記事番号:T00011952

京元電子、メモリー事業分割を1年延期

 
 半導体テスティング(検査)大手の京元電子(KYEC)は28日、傘下のメモリー・テスティング事業分割による新会社「京宝科技」設立計画について、景気回復の見通しが立たないとして、株式分割基準日を当初予定の2009年1月1日から、10年1月1日に延期することを決めた。29日付工商時報が報じた。

 京元電子は今年第1四半期、経営効率向上のためメモリー事業を分割し、全額出資の新会社(資本金20億台湾元=約57億円)を設立するという計画を発表した。

 同計画は、テスティング専門業者としては台湾で初めての分割案となるはずだった。しかし、DRAM、フラッシュメモリーともに生産能力過剰に陥っており、在庫水位が上昇してオファー価格が下落する中、京元電子は市況が短期内に好転することはないとみて延期を決めた。

 また京元電子本体も、欧米と中国市場での需要低迷を受け、11月の売上高は10月に比べ5~10%減少するとの観測が出ている。