ニュース 電子 作成日:2025年1月10日_記事番号:T00119533
スマートフォン向け光学レンズ最大手、大立光電(ラーガン・プレシジョン)の林恩平・董事長は9日の業績説明会で、ヒューマノイド(ヒト型ロボット)向けのレンズが、複数の顧客の検証を通過したと明かした。産業用ロボットアーム向けも設計中だ。スマホ市場が低迷する中、トレンドのロボット分野に参入する。10日付経済日報などが報じた。
林・董事長は、ロボット向けレンズは主に5枚構成プラスチックレンズ(5P)で、耐衝撃性、暗視、拡張現実(AR)機能が求められるものの、スマホ用レンズほど技術要求は高くないと説明した。顧客のソフトウエアが整えば、出荷できる見通しだ。
林・董事長は、ロボット分野はまだ発展途上で、出荷量は正確に予想できないと語った。
■AIスマホ、レンズ低価格化
25年のスマホ向けレンズについて林・董事長は、AI(人工知能)スマホ、折りたたみスマホ、薄型スマホの新規プロジェクトが増加していると説明した。
AIスマホについて林・董事長は、AIは主に画像補正などに使われ、AIの機能が高まるほど、レンズへの要求は低くなり、付加価値が低くなると説明した。
■24年、45%増益
24年連結売上高は前年比22%増の594億5800万台湾元(約2900億円)。粗利益率は52.4%に上昇した。純利益は45%増の259億1500万元だった。
24年の設備投資は前年比25%増の107億元で、過去最高だった。
ラーガンは今年9月に台中市西屯区の第2工場が完成する予定だ。
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