ニュース 商業・サービス 作成日:2025年1月14日_記事番号:T00119584
台北市信義区の台北101購物中心(台北101モール)をはじめ、高級ブランド品が売上高の過半を占める高級ショッピングモール3社は、2024年売上高が前年比6~9%増加した。海外旅行に出かけ、海外で高級ブランド品を購入する人が増え、一般の百貨店が伸び悩む一方、富豪や経営者の娘がよく利用する高級ショッピングモールはVIPサービスに注力し、高い伸びが続いている。14日付工商時報が報じた。
台北101モールの24年売上高は前年比7%増の237億台湾元(約1130億円)だった。宝飾品や腕時計などが売れた。ティファニーに続き、ブチェラッティが出店し、25年売上高は前年比5%増を目指す。
台北101は、台湾の高級ショッピングモールの客層は台湾の富裕層が中心だが、最近2年はフィリピンやタイ、ベトナム、マレーシアなど東南アジアの観光客も増えていると説明した。
台北市信義区の宝麗広場(BELLAVITA、ベラヴィータ)は、24年の売上高が前年比6~9%増の100億元以上だった。25年売上高は10%増を目指す。
■ロイヤリティー向上
台北市中山区の高級ホテル、台北晶華酒店(リージェント台北)地下にある麗晶精品(リージェント・ギャラリア)は、24年売上高が前年比6~7%増の75億元だった。高級ブランド品は売上高の80%以上を占める。キートン、ジョルジオ・アルマーニなどの出店が貢献した。年に一度、9月に開催する大型セール「黄金週」の売上高は10億元で、過去最高を更新した。
リージェント・ギャラリアは、近くロレックスが出店予定で、25年売上高は前年比6~7%増の80億元を目指す。
リージェント・ギャラリアは、海外旅行ラッシュの打撃を緩和し、顧客をつなぎとめるため、VIPサービスに力を入れている。リージェント台北の優先予約、VIP顧客向けパーティーや宴席開催などのほか、年間消費額1億元以上のスーパーVIP客への特別優遇で、会員のロイヤリティーを高めている。
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