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陳冲・金管会新主委、金融機関の劣後債容認


ニュース 金融 作成日:2008年12月2日_記事番号:T00011970

陳冲・金管会新主委、金融機関の劣後債容認

 
 1日に就任した行政院金融監督管理委員会(金管会)の陳冲主任委員は、一定基準を満たす銀行に劣後債の発行を認め、行政院国家発展基金、財政部、政府系銀行、投資ファンドなどに買い取らせることで、中小企業に融資が行き渡るように努めていく姿勢を表明した。2日付工商時報が伝えた。

 劣後債の発行が認められる「一定基準」の定義については、自己資本比率が10%を超えていることなどが条件になる見通しだ。

 陳主任委員は「すべての金融機関を救済してこそ経済振興の契機が生まれる。強い金融機関がなければ成長企業は現れない」などと指摘し、金融機関への資金供給に本格的に取り組むことを強調した。

 陳主任委員は財政部金融局長在任中に破たん金融機関の処理に取り組んだ経験を生かし、中小企業向け業務に積極的に取り組む銀行に対し、預金保険料の減額を認めるなど柔軟な対応を検討するように指示した。