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遊技施設のトムドラゴン、営業を停止


ニュース 商業・サービス 作成日:2008年12月2日_記事番号:T00011975

遊技施設のトムドラゴン、営業を停止

 
 全土9カ所に子供向け室内遊技施設を展開する湯姆龍(トムドラゴン)が1日、数百万元(1台湾元=約2.8円)の不渡りを出し、即日営業停止を決定した。今年は景気が悪化して売り上げが昨年から70%も落ち込み、資金繰りが悪化していた。会員が前払いしている予約チケットは、少なくとも1人当たり数千元に上るとみられる。2日付蘋果日報が報じた。

 トムドラゴンは、台北市の大潤発(RTマート)内湖二店、中和市の環球購物中心(グローバルモール・ショッピングセンター)、高雄市の統一夢時代(ドリームモール)などに進出しており、かつては拠点数が17カ所、会員数は10万人に達していた。しかし、昨年から閉店が相次ぎ、未使用の予約チケットの返金を求めた会員に対し、同社は他店での使用を求めて、会員から不満の声が上がっていた。

 財団法人消費者文教基金会(消基会)では、「予約チケットが同施設が入居するショッピングセンターから発行されたものであれば、同センターに返金を要求できる」としており、環球購物中心と統一夢時代でも返金に応じることを表明している。

 なお、トムドラゴンでは、現在中国を訪問中の許龍文同社董事長が一両日中に台湾に戻って対応に当たるとしているが、ある従業員は「逃げた」と語っている。