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PP・PE、域内価格値上げ


ニュース 石油・化学 作成日:2008年12月2日_記事番号:T00011983

PP・PE、域内価格値上げ

 
 ナフサ相場の反発を受け、石化中間原料メーカーの台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)と亜洲聚合(アジア・ポリマー)、台湾聚合化学品(USI)は1日、ポリプロピレン(PP)と一部ポリエチレン(PE)の域内価格を値上げした。2日付経済日報が伝えた。

 値上げ幅は1キロ当たりで、▽ポリプロピレン、1.5台湾元(約5%、約4.2円)▽直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、0.8元(2.6%)▽高密度ポリエチレン(HDPE)、同0.8元(1.9%)──と小幅ながら、各メーカーでは石化景気が底入れし緩やかな回復へと向かう指標とみている。

 日本のナフサのスポット価格もここ2週間で1トン当たり275米ドルから340米ドルと23.6%上昇しており、中間原料メーカーの値上げを後押しした。

 きょう(2日)にも値上げに追随するとみられるPPメーカーの李長栄化学工業は、石化景気の回復には慎重な見方を示した。また、台湾中油の石化事業部主管は「価格は上昇傾向にあるが、需要が回復するかどうかはまだ観察の必要がある」と指摘した。