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ノートPC各社、不況下で開発部門強化


ニュース 電子 作成日:2008年12月2日_記事番号:T00011986

ノートPC各社、不況下で開発部門強化

 
 鴻海精密工業がノートパソコン(ノートPC)の受託生産に参入したことが刺激となり、ノートPC各社は不況による業績低迷にもかかわらず、研究開発(R&D)部門の強化に動いている。2日付工商時報が伝えた。

 仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)の呂清雄財務長は「今後2年にわたり、引き続き研究開発部門を拡充する」と述べた。同社は第4四半期にエンジニア300人を増員する予定だ。また、最大手の広達電脳(クアンタ・コンピュータ)も増員の動きを見せている。緯創資通(ウィストロン)も年間で1,000人の増員計画を変更していない。

 ノートPC業界では、液晶パネルが発光ダイオード(LED)仕様へと切り替わる時期に当たる上、16対9のスクリーン導入も進むため、来年には新機種の設計更新が相次ぐ。各社が低価格パソコン(ネットブック)の受託を進めると見込まれることも設計競争に拍車を掛けそうだ。このため、研究開発要員に対する需要は非常に高まっている。