ニュース 自動車・二輪車 作成日:2025年2月5日_記事番号:T00119871
トヨタ自動車の台湾総代理店、和泰汽車の蘇純興・総経理は4日、2025年の台湾新車販売市場は45万台以上と予測した。高水準だった24年とほぼ横ばいだ。和泰汽車は、25年は世界経済や各国の金利政策が不透明で、地政学的リスクなどの不確実要素があるものの、台湾政府の自動車とバイクの買い替えに対する貨物税(物品税)減免措置の最終年で、駆け込み需要が見込めると説明した。5日付経済日報などが報じた。
蘇・総経理。和泰汽車は例年、春節明けに通年の市場見通しを発表している(和泰汽車リリースより)
24年の新車登録台数は前年比4.3%減の45万7830台で、23年に次いで過去19年で2番目に多かった。
■和泰汽車、シェア36.7%目標
和泰汽車の25年目標は16万5000台で、市場シェア36.7%だ。内訳は、▽トヨタ、13万台、▽レクサス、2万8500台、▽日野、6400台──。
和泰汽車の24年の新車登録台数は3ブランド合計で15万9000台以上で、23年に次いで過去2番目の高水準だった。23年連続で台湾市場の首位だった。
うちトヨタの24年の新車登録台数は12万5000台で、市場シェアは27.4%だった。▽台湾生産スポーツ用多目的車(SUV)「カローラクロス」、▽台湾生産の小型商用車「タウンエース」、▽輸入SUV「RAV4」、▽台湾生産SUV「ヤリスクロス」──が車種別の上位4位を占めた。
カローラクロスの新車登録台数は、4年連続で車種別で首位だった(和泰汽車リリースより)
レクサスの24年の新車登録台数は2万8000台で、高級車市場シェア24.7%で首位だった。SUV「レクサスNX」が1万台以上で、高級車市場で首位だった。
25年第1四半期(1~3月)はトヨタの高級ミニバン「アルファード」のプラグインハイブリッド(PHEV)モデル、第2四半期(4~6月)にSUV「ランドクルーザー250」などの輸入車を発表する計画だ。
レクサスは25年、AI(人工知能)を活用したカスタマーサービス「リサ」を導入するほか、今後3年で、50億台湾元(約230億円)を投じ、販売拠点をリニューアルする計画だ。
■配車サービス、日本で提携
和泰汽車は、トヨタの水素燃料電池(FC)バス「H2.シティゴールド」が24年12月に安全性の検証が完了し、今年第1四半期に路線バスの試験運転計画を申請する予定だ。
和泰汽車は4日、和泰汽車傘下のタクシー配車サービス「yoxi」が3月に日本最大のタクシー配車サービス「Go(ゴー)」と提携し、日本でもタクシー配車サービスが利用できるようになると説明した。
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