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輸出振興の「新鄭和計画」、1月スタート


ニュース その他分野 作成日:2008年12月3日_記事番号:T00011995

輸出振興の「新鄭和計画」、1月スタート

 
 尹啓銘経済部長は2日、内需振興に続き、輸出市場の拡大を支援するための政府プロジェクト「新鄭和計画」を、来年1月にもスタートする。3日付経済日報が伝えた。

 新鄭和計画は明代の大航海家、鄭和の名にちなんで名付けられたもので、中国、インド、中東などの輸出市場を開拓するため、政府が企業に対し、融資などを通じた支援を行う内容。来年は60億台湾元(約168億円)が投入される見通しだ。

 詳細は固まっていないが、基本的に▽輸出保険▽直接融資▽間接融資▽無料の企業信用調査──などを柱とする。間接融資は中国輸出入銀行が相手国の銀行に資金支援する形で企業への融資を促す。

 特に中国では食品市場の開拓を支援し、中国製乳製品へのメラミン混入事件を機に、信頼の深まった台湾メーカーに対する後押しを進める。

 尹経済部長は「海外市場は無限だ。鄭和の精神を見習い、企業の力を結集して海外市場を開拓してもらいたい」と述べた。