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中国遠洋運輸、超大型船で高雄直航【表】


ニュース 運輸 作成日:2008年12月3日_記事番号:T00011999

中国遠洋運輸、超大型船で高雄直航【表】

 
 中国遠洋運輸集団(COSCO)は、今月15日に始まる中台間の海運直航に合わせ、現在欧州航路に投入している最新鋭の大型貨物船「中遠大洋洲号」(11万8,000トン)を上海~高雄航路に就航させることを決めた。3日付工商時報が伝えた。
 
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 中遠大洋洲号は川崎造船系の南通中遠川崎船舶工程が建造し、今年4月に進水したばかりで、全長が349メートル、20フィート標準コンテナを1万20個積載することが可能だ。就航式典には中遠集団の魏家福総裁(会長)が出席する。高雄港に寄港するコンテナ貨物船としては過去最大となる。接岸先は陽明海運の専用ふ頭となる。  一方、中国海運集団も現在中東航路に就航している大型貨物船を天津~高雄航路に投入する。コンテナ積載能力は5,600個。天津で行われる就航式には国民党の連戦名誉主席が出席する。

 一方、台湾側の長栄海運(エバーグリーン・マリン)はコンテナ積載能力2,800個の貨物船3隻を高雄~天津、青島、大連航路に就航させるほか、高雄~南沙(広東省)航路も近く開設する。

 陽明海運は同1,800個の貨物船2隻を高雄、基隆~上海、大連、天津、青島、連雲港航路に投入。万海航運は基隆~香港~アモイ航路の香港寄港を取りやめ、中台直航とする。