百貨店最大手、新光三越百貨の台中中港店（台中市西屯区）はきょう午前11時半ごろ、改装中の11階または12階のフードコートで爆発が発生した。台中地方検察署（地検）によると、4人が死亡、20人が重軽傷を負った。爆発で割れた窓ガラスや外壁が道路まで飛び散った。新光三越台中中港店は休業、台中市政府は周辺道路で交通規制を実施している。中央社電などが伝えた。新光三越の台中中港店（13日＝中央社）

　日本台湾交流協会台北事務所は13日午後3時、ワイズニュースの取材に対し、邦人が被害に巻き込まれた情報は入っておらず、確認中とコメントした。

爆発で割れた窓ガラスの破片や外壁などが路上に散らばった（13日＝中央社）

■営業中の店舗で

　台中市政府消防局に午前11時33分に通報があった。孫福佑・消防局長は、12階はきょう午前、工事を行っていたが、工事と爆発の関係は調査中だと説明した。

新光三越の台中中港店の内部（13日＝中央社）

　新光三越の台中中港店の営業時間は午前11時から。爆発当時は営業中で、フードコートで食事をしていた人もいた。2人がエレベーターに閉じ込められた。5人が院外心停止（OHCA）だったが、うちマカオの2歳の女児は病院に到着後に蘇生した。女児の家族2人は死亡、4人はけがをした。

　盧秀燕・台中市長は、消防が現場で各階に取り残されている人がいないか確認中で、全力で捜索・救助活動を行うと同時に、事故原因の調査や処分も検討すると述べた。

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