ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

来年のCPI上昇率、マイナス1%でデフレ懸念も=中経院【表】


ニュース その他分野 作成日:2008年12月5日_記事番号:T00012062

来年のCPI上昇率、マイナス1%でデフレ懸念も=中経院【表】

 
 中華経済研究院(中経院)は5日、2009年の消費者物価指数(CPI)上昇率は0.95%のマイナス、世界経済がさらに悪化すればマイナス1.03%となるという予測を発表した。CPI下落率は過去、新型肺炎(SARS)がまん延した03年でも0.3%、IT(情報技術)バブル崩壊の01年も0.2%となっており、中経院の予測は1960年以降で最大の下落幅だ。同院は政府に対しデフレに十分注意するよう呼び掛けている。5日付経済日報が伝えた。
 
T000120621

 
 同院の王儷容・経済展望主任は、「需要不振から国際原料価格が下落、これに民間の消費意欲減退が重なり、物価は自然に下降する」と説明した。また、同院第三研究所の王素弯副所長は、民間消費は5カ月連続で後退しており、経済成長の原動力とはなり得ないため、政府は民間投資の促進に努めるべきだという意見を述べた。

 さらに、同院は経済成長率予測を修正し、▽08年、1.68%(修正前3.82%)▽09年、1.24(同3.34%)──と、10月時点での予測値から大幅に引き下げた。域内のシンクタンクでは最も低い数値だ。また09年の失業率はピーク時で4.75%、年平均では4.35%と予測した。