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台湾高鉄向け融資、2年繰り延べ決定【図】


ニュース 運輸 作成日:2008年12月9日_記事番号:T00012127

台湾高鉄向け融資、2年繰り延べ決定【図】

 
 台湾高速鉄路(高鉄)の債権銀行団はこのほど開いた会合で、高鉄に対する総額200億台湾元(約553億円)の銀行団融資の返済期限を今年末から2010年末まで2年間延長することで基本合意した。9日付工商時報が伝えた。
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 幹事行の兆豊国際商業銀行が来週取締役会で正式決定した後、債権団各行の内部手続きが進められる。

 債権銀行団は今年9月に高鉄に対する融資の金利引き下げに同意したのに続き、行政院による支援要請を受け、今回の返済期限繰り延べに踏み切った。

 前回の金利引き下げは債権行すべての同意が必要だったが、今回の返済期限繰り延べは債権行全体の3分の2が同意があれば可能だ。債権行が繰り延べに応じた背景には、高鉄の旅客収入が最近月20億元程度で安定している点が大きい。 

 高鉄の広報担当者は銀行から通知は受けていないとした上で、「確定したとしても2年後には債務返済に直面するため、外資を通じた債務の借り換えに努めたい」と述べた。