ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

販売不振の自動車業界、裕隆執行長が給与返上を継続


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2008年12月11日_記事番号:T00012204

販売不振の自動車業界、裕隆執行長が給与返上を継続

 
 深刻な販売不振が続く自動車業界で、裕隆集団の厳凱泰執行長(CEO)は給与返上を継続し、コスト低減の取り組みで全グループに範を示している。裕隆集団は、春節(旧正月)の忘年会(尾牙)開催も取りやめる。11日付経済日報が報じた。

 裕隆汽車によると、厳執行長は2年前に同社董事長に就任して以来、一度も給与を受け取っていない。主な収入源は、董事報酬と自社株現物支給(分紅)だという。厳執行長は昨年10月、中華汽車工業の総経理に就任した際も、給与返上を宣言した。

 これについて裕隆の幹部からは、経営トップが給与を返上して、収入源を会社の利益に応じた役員報酬のみとすることを評価する声が出ている。

 同社の年次報告書によると、厳執行長の2007年度報酬は、▽裕隆、1,500万~3,000万台湾元▽中華汽車、1,000万~1,500万元▽裕隆日産汽車、500万~1,000万元──で、総額3,000万元(約8,200万円)以上となっている。