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自動車・二輪車
作成日:2008年12月11日_記事番号:T00012205
輸入車ディーラーが在庫処分、10万元以上の値引き
自動車の2009年モデルの投入時期が春節(旧正月)後に迫る中、少なくとも100~200台、多ければ1,000台の在庫を抱えているとされる輸入車販売業者が最近、在庫一掃のため10万~50万台湾元(約27万7,000~138万円)の大幅な値引きを行っている。11日付工商時報が報じた。
フォルクスワーゲンの台湾総代理、太古標達汽車は10日、同車全種で10万~15万元の値下げを行い、それ以上の価格で購入した場合、差額の2倍を返還すると発表した。これにより6,000台の通年目標を達成したい考えだ。
このほかの値引き幅は、ベンツやBMWで10万~30万元、▽ランドローバー▽ジャガー▽ボルボ▽サーブ▽アウディ──などでは20万~50万元となっている。
またベンツ総代理の台湾賓士(台湾ベンツ)は5日に263万元で発売したばかりの新型コンパクトSUV、「GLKクラス」でも、今週から春節までに予約した場合は6万元引きとするキャンペーンを打ち出した。
輸入車販売業者の多くは、「政府が自動車産業救済のための減税方針を示して以来、市場が停滞している」と指摘し、「現金不足で経営が立ち行かなくなることを懸念して、大幅な値引き幅を行っている」と厳しい状況を語った。