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中華電信のADSL料金、固定電話抱き合わせは不当


ニュース 電子 作成日:2008年12月11日_記事番号:T00012207

中華電信のADSL料金、固定電話抱き合わせは不当

 
 通信行政を管轄する国家通訊伝播委員会(NCC)は10日、中華電信のADSL(非対称デジテル加入者線)サービスの料金体系について、固定電話との抱き合わせ販売は不当との判断を示した。同社収益への影響は避けられない見通しだ。11日付経済日報が伝えた。

 中華電信は昨年、ADSL契約者に固定電話契約を強制するのは不当だとして、NCCから改善を求められたため、ADSL単独加入プランを導入した。しかし、固定電話とセットの料金プランに比べ月額基本料の差額は5~10台湾元(約13.8~27.7円)にすぎず、取り組みが不十分と判断された。NCCは固定電話との抱き合わせ販売を来年1月から中止することを中華電信に求めた。

 NCCによると、接続速度毎秒2メガビットの標準的な契約例で、中華電信のADSL単独加入プランは月額基本料が578元となっている。一方、固定電話と同時契約した場合には、ADSLの基本料が月額393元となるが、別途固定電話の基本料を195元支払う必要があり、単独加入プランとの価格差はわずか10元しかない。