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ウエハーの台塑勝高科技、11月は46%減収


ニュース 電子 作成日:2008年12月11日_記事番号:T00012214

ウエハーの台塑勝高科技、11月は46%減収

 
 台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)とSUMCO(サムコ)の100%子会社、SUMCO TECHXIV(サムコ テクシブ)の合弁会社で、シリコンウエハー大手の台塑勝高科技(フォルモサ・サムコ・テクノロジー)は、11月の売上高が3億5,700万台湾元(約10億円)にとどまり、前月比46.3%の減収となった。ファウンドリーの受注量が落ち込み、DRAMやNAND型フラッシュメモリー価格の下落が続く中、半導体12インチウエハー工場の稼働率が急速に低下しており、シリコンウエハー需要が激減しているようだ。11日付経済日報が報じた。
 
 台塑勝高では既に第3四半期、生産調整を行い、太陽電池向けウエハーの製造割合を増やした。しかし太陽電池市場も半導体同様、需要不振に陥っており、調整の効果は発揮できず、業績低下につながった。
 
 業界では、ファウンドリーのウエハー投入枚数から見て、現在極めて高くなっているウエハーの在庫過剰が解消するのは来年3~4月になるという予測が出ている。ウエハーの需要が回復に向かうのは第2四半期末か第3四半期初めになるという悲観的な見方が強い。