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外貨準備高、ロシアに抜かれる


ニュース 金融 作成日:2007年6月29日_記事番号:T00001230

外貨準備高、ロシアに抜かれる


 ロシア中央銀行が発表した5月末時点での外貨準備高は2,841億1,400万米ドルで、台湾の2,656億9,900万米ドルを上回った。これによって長く保っていた外貨準備高世界第3位の座を明け渡すこととなった。

 ロシアの外貨準備高上昇は、石油や天然ガスの価格上昇によって輸出額が増加したことが主因とみられる。第4位の転落について、中央銀行の段金生外国為替局長は、「外貨準備高の比較は意味がない。現在台湾は15.7ヵ月の輸入に対応できる充分な外貨準備高を維持している」として、全く問題がないと強調した。

 段局長はまた、米財務省の報告を引用して、「台湾の外貨準備高は経済成長率、輸出量、M2、短期外債などから見て適正な水準にある。国の経済規模によって外貨準備高に違いが出るのは当然で、金融危機が再び起きないよう対策をとることがより重要だ」と語った。